2017 / 03
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みずかさんも書いておりますが、1があると言うことは2もあるわけでして・・・・・


いろいろ言いたい事が沢山あります。
一つ一つ斬っていくと大変なことになってしまうかもしれません。
おまけに嫌われてしまうかもしれません。
ただこちらの意図がわかっていただけばと言う思いから書いているんです。


そして今日のつぶやきは・・・・

伴奏者としての一言です。


自分はソロも演奏しておりますが、どちらかと言うと室内楽奏者、
もしくはソロ楽器の伴奏者なんです。
仕事も大学で伴奏非常勤講師をしておりますし、
そういう勉強もして、卒業もしてきました。


一般に思われてることは、伴奏者と言うのはソリストになれなかった人が
やるものだ、と思われていることです。

これは一般と書きましたが、多分ピアノの先生方もそう思っている方々が
沢山いらっしゃるのではないでしょうか。


しかし!!!!


伴奏は出来てもソロが出来ない。そんなのピアニストじゃありません。
伴奏だって立派なソロなんです。まず耳がよくなければ出来ません。
伴奏しながら他の音も聞くわけですし。そして楽譜を見ながら自分の
音だけを追うのではなく、ソリストの音符も一緒に追って、息づかいを
聞きながら、ソリストを見ながら、その人の演奏に細心の注意を払いながら
伴奏しているのです。

そして確実にいえることは、ソロがちゃんとできる人は伴奏も出来ます。
伴奏は縁の下の力持ちなんです。伴奏が下手ならソロも死にます。
そして伴奏者って譜読みがすごく早いんですよね。
それが出来て当然と考えているソリストも沢山いらっしゃいます。

しかしここでまた問題が生じてくるのが、

初見が出来るから
遅く楽譜を渡しても大丈夫だろう


と思っているソリストも沢山いることも事実なんです。

だから伴奏者に、コピー譜をそのまま渡して、貼り付けてもない
ソリストがいるんだと思います。


みずかさんがブログの中に書いていらっしゃいましたが、
ギャラもすごく少ない、そして準備期間もあるのに、
そういう事まで考えてくれてない、と言う事を書いておられました。
これはソロだけでなく、伴奏も然りでして、
ギャラに対しての準備期間はまったく考えてくれてません。
それに加えて、楽譜をコピー譜で貼り付けてない、
おまけにその楽譜を貼り付けるのは伴奏者の仕事になっているんです。

以前はドルトムントの大学で仕事をしていたときには、
突き返して貼り付けをさせて、また来させておりました。
それでも定期的に着てる分、問題はなかったのです。

しかし今の大学は、合わせに来るのは本番直前。
そしてそういうときにただのコピー譜を持ってくるんです。
ひどいときには、伴奏者が持ってて当然だろ、と言わんばかりの態度。
ピアノ譜も持ってない学生がいるんです。
そういう学生ってどうやって練習してるんだろうかと、不思議に思うときがあります。
自分のパートしか見なくて、相手が何やってるか知らない。
休みが多い時は、ただ休んでるだけど、こちらが何してるかわかってない。

こういう学生を伴奏するのはうんざりします。

別に出来てるなら文句もいいません。
別にちゃんと数えてるのなら僕も何もいいません。

だーけーどー

みんな出来てないんです。

そしてそういう下手糞な(失礼)ソリストの伴奏をすれば、
当然僕にも負担が来るわけでして・・・・。

たまたま僕の仕事をしている大学がこうなのかもしれませんが、
あまりにもひどすぎます。

こうやって学生と対立しながら、いつ伴奏者の立場がよくなる時が来るのかと
思いつつ、仕事をしているんです・・・・。




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オランダのピアニストのみずかさんが今回また書きまくってくれており、
僕も便乗させていただこうかと思いました。
やはりいいたいことも沢山あるので・・・・
皆さんもみずかさんのサイトに飛んでみてみてください。
いろんなテーマについて書いており、とても面白いですよ。


みずかさんのサイトへ飛んでみる


と今回僕もすごく首をたてに振る記事が書いており、
僕も便乗コラポさせていただきました。

みずかしゃん、ありがとう~ね (^^)



今回は僕もプログラムのお話です。


僕は最近は日本に帰ると、必ず演奏会をしております。
日本に帰るには沢山のお金もかかるわけでして、
せめて航空費くらいは稼いで帰りたいなんて
せこいことも考えてるわけでして・・・・。

そしてその演奏会も、このところドイツでも毎年演奏会を開けるようになっており、
それらのプログラムをなるたけ演奏するように勤めているんです。
と言うのも、一つのプログラムで1回の演奏会なんて、
それに対する練習の量を考えても、もったいないから。
せめて同じプログラムで数回は演奏したいですよね。

そして毎回、大分で演奏する時に、こちらもお客の事を考えて、
せめてこれは知ってるかな、と言う事を考えてプログラムを作っている
にもかかわらず、毎回言われる言葉は


「知ってる曲を弾いてよ」


なんです。

数年前のオールショパンのプログラムのときでも同じ言葉が。


はっきりいって


むかつきます。



他の作曲家ならまだ納得するものの、オールショパンで何が不満なの?
と言いたくなりますよね。そして曲は24の前奏曲、英雄ポロネーズ、その他。
これだけの有名な曲を弾いて、それ以上何の有名な曲を弾けっつーの!!!!


ベートーベンの熱情を入れて弾いたら、もっと有名な曲を弾いてくれ。


だーかーらー


何なの?っていいたくなります。
もうエリーゼの為にだけを弾いて、破格ギャラをもらってやるぞ
って気分にもなりますよね。

こちらも考えてプログラムを組んでいるんです。
まさにフランス料理のコースなんです。
それをいとも簡単に上記のような事を言われると、
演奏する気力が萎えちゃうんですよね。

いったい自分はなんなんだろう。

とか、

もう演奏したくない

と言う気分にもなります。



でーもー

僕はこういうのは日本だけかと思っていたのですが、
本場ドイツでもあるんです。


去年の暮れに東日本大震災のチャリティーコンサートで、
30分ほどソロを弾いて欲しいとの依頼が来たのでしたが、
その時に僕は現在自分が持っているプログラムを提案しました。

ここドイツでは、やはりドイツ物を弾くと喜ばれるんです。
だからあえてショパンなどよりも、ブラームスなどを、と思い
ちょうど時期的にも同じプログラムを持っていたこともあり、
そして時間的にもちょうどよいと思い、「ヘンデルの主題による変奏曲」を
提案しました。そうしたら主催者から返ってきた言葉は、

「シューベルトなどありますでしょうか?
ブラームスはこの地方の人には重すぎますから」

と言われました。

そこで自分が持っているプログラムで時間的に間に合うような曲
(2ヶ月しか時間がなかったのです)を提案し、その中にショパンも
入っておりました。そうしたら、


「ショパンですか!いいですね」

と答えが返ってきたのにすごく驚いたのでした。


それではと言うことで、ショパンで準備を固め始めておりました。

ところが、数週間後に主催者から電話があり、

「やはりブラームスにしてくれ」

と連絡があったのでした。


僕としては驚いたものの、持ち曲でも合ったので、了解しました。
その時にいわれた言葉で、カチンと来たのでした。


それはちょうどその時期にブラームスで演奏会をしたのでしたが、
それを主催してくれた方と、チャリティーを主催してくれた方が
お知り合いだったことから、その方から話を聞いたらしく、

「その時にすばらしい演奏をしたと聞いたので、こちらでも演奏してくれ」

と言われたのでした。



なんかねぇ・・・・。確かに自分は無名ですよ。
だけどこんな事を言われたら、なんか空しくなってしまいますよね。


こうやって考えれば、結局お客さんは名前で演奏会を聞きにくるんでしょう。
そして演奏家を知っていれば、来る。もしくはプログラムを知っていれば来る。
そして知り合いから頼まれたから来る、と言うパターンもあるでしょう。

僕はせめて来てくれたお客さんにはその時の演奏会で
幸せな気持ちになってくれるように、もしくは忘れられない演奏会であった
と言われるようにがんばっているんです。

僕ら演奏家は1回の演奏に命を懸けております。
その辺りを解ってもらえれば、僕ら無名の演奏家は救われると思うのですが、

いかがなんでしょうかね?



kasichuk

Author:kasichuk
ドイツでピアニスト、伴奏者そしてピアノ教師として生活しております。ドイツの生活一般から音楽のことまで綴っています。たまに更新が滞りますが、どうぞ末永くお付き合いください。

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